不動産投資で騙される人カモられた人の特徴と事例｜サラリーマン・医師・公務員必見！

困っている人

不動産投資で騙される人やカモられる人の特徴やパターンはなに？

こんにちは、専業大家のMASA（＠2103ou_masuke）です。

私は不動産業者に騙される人、カモられた人をたくさん見てきました。

残念ながら不動産業界は、そういう業界だと思ってもらった方がいいと思います。

不動産投資を始める人の多くは、まず不動産業者に相談しようとしますが、それが騙される原因です。

なぜなら不動産業者は、あなたが儲かるかどうかに興味はなく、買ってもらって売り上げを上げることにしか興味がないからです。

当ブログの物件購入判断サービスで相談いただく物件も、正直ヤバい物件ばかりで、カモられる寸前の人が多いです。

騙される前に相談して良かったと言っていただけるので、物件を購入する前には、ぜひ下記サービスを利用していただけたらと思います。

これから始める人以外でも、不動産投資でうまくいっていない人は、すでに業者にカモられている可能性が高いです。

当ブログでは、不動産投資で騙される人やカモられた人の特徴や事例と対策を紹介します。

悪質な不動産業者に騙されないよう、最後までご覧ください。

不動産投資で騙される人やカモられた人の事例６選

マンションを購入すれば、家賃収入や売却益で儲かると勧誘する投資用マンションに関する相談が20歳代の若者で増加しています。

国民生活センターによると、投資用マンションの相談件数は全体として減少傾向にあるものの、20歳代は2013年度の160件から年々増加し、2017年度は339件と倍以上になっています。

また平均契約購入金額は、2,500万円を超えて推移しています。

【出典】国民生活センター

このデータを見ると、野心が強く知識は少ない若者が狙われているのが分かります。

こういった不動産投資に関わるトラブルの相談内容は、どういったものなのでしょうか。

以下、事例を一つずつ解説していきます。

事例①不動産業者が作った資料に騙されて契約してしまった

資料に騙されるケースでは、採算に関係する数字で騙されることが多いです。

例えば想定利回りが高いから良い物件だと思い購入したら、その想定通りの家賃ではまったく借り手がいなかったケースです。

想定利回りは根拠がないケースもあり、仲介会社が独自に設定できるので、基本的に信用してはいけません。

アパートはレントロールを見た時に、下の画像のように賃貸中の部屋と募集中の部屋の家賃に大きな差があったら注意です。

また想定利回りで貸すためには、大規模なリフォームをしないといけないことも多く、購入した瞬間に数百万円の出費が伴うケースも多々あります。

もう一つは、収支明細で騙されるパターンです。

耐用年数を大きく超えた借入期間を設定したり、頭金を多く入れさせることで、毎月の手取りキャッシュフローを大きく見せ、良い物件のように錯覚させます。

適切な借入期間や、頭金を入れることでキャッシュフローを増やしてはいけない理由は、下のブログ記事をご覧ください。

必要経費を記載せずに、収入を大きく見せることもあります。

これらは知識さえあれば、カモられることはありません。

事例②大きな欠点があることを知らずに契約してしまった

最も多いのは、隣接地や道路と大きな高低差があり、大きな擁壁や崖が存在する物件です。

これらの物件は、土地として売却する際に造成工事が必要なため、周辺の土地相場よりもはるかに低い金額でしか買い手が付きません。

間口が極端に狭い等の不整形地もよくありますし、再建築不可や市街化調整区域の物件を知らずに買ってしまうこともあります。

再建築不可物件については、下のブログ記事をご覧ください。

騙そうとする業者は、こういった説明を丁寧にはしてくれませんので、後々気付いて後悔することになります。

酷いケースでは、オーナーチェンジ物件のため「契約不適合責任免責」で契約をし、実は雨漏りやシロアリの害、建物の傾きがあるケースもあります。

そのため、古い物件は特に注意が必要です。

事例③しつこく勧誘され、事業者が怖くて契約をしてしまった

しつこい勧誘は、ネットで会員登録してしまったり、街頭アンケートに答えたことや名刺交換をしたことなど、些細なことが発端となります。

特に不動産投資の専門業者や、ワンルームマンションに特化した不動産業者には気を付けてください。

事が進めば進むほど断りにくくなりますので、できるだけ早い段階できっぱりと断るようにしましょう。

事例④家賃保証があると勧誘され購入したが赤字になっている

購入してすぐに家賃保証が解除されたり、保証家賃の減額が行われるケースがあります。

その他家賃保証（サブリース）には様々な問題がありますので、サブリース物件を購入する際は注意してください。

詳しくは下のブログ記事を合わせてご覧ください。

事例⑤不動産業者に指示されて虚偽申告で住宅ローンを組まされた

かぼちゃの馬車問題で大きな話題となりましたが、不正融資における氷山の一角であり、不動産業者が率先して、金融機関へ虚偽申告を行うケースは多々あります。

現在は少なくなったと信じたいですが、実は最近受けた相談でも不正融資を勧めている業者がいました。

通帳を改ざんしたり、投資用の物件にもかかわらず、住宅ローンを利用させようとしてきます。

不動産業者に勧められても、絶対にこういった不正行為はしないようにしてください。

事例⑥セミナー後のしつこい勧誘を断れずに契約してしまった

不動産投資のセミナーに参加した際、セミナーが終わった途端にしつこい営業が始まることがあります。

単発のセミナーに限らず、不動産投資塾やコミュニティなどでも営業にあうことがあります。

特に会員制の場合は、周りのメンバーが次々と投資用不動産を買い、購入した際は拍手喝采を浴びもてはやされる中で、購入していない自分は取り残されているような気がして焦りを感じるものです。

そんな軽い洗脳状態の中で物件を紹介されると、断れない雰囲気にのみ込まれそうになります。

気が弱い人は、オフラインでのセミナーなどには、参加しない方がいいかもしれません。

サラリーマン・医師・公務員必見！騙される人カモられた人の特徴

不動産投資でカモられやすい人の特徴を解説します。

以下、それぞれ解説します。

医師・公務員・高収入サラリーマンなどの高属性

医師や公務員、大手企業のサラリーマンや高収入サラリーマンなど高属性の人は要注意です。

不動産業者は、物件が買える属性の人しか相手にしませんので、これらの人がターゲットになります。

知らぬ番号から電話がかかって来て、いきなり不動産の営業をされたことありませんか？

私も本業で稼ぎだしてから、このような電話が定期的に来るようになりました。

調べたところ、名簿屋によって高所得者の名簿が作られ出回っているらしいです。

高所得者は節税したいと考えている人も多いため、不動産業者からすると最高のカモなんですよね。

不動産投資の知識が不足している人

当たり前の話ですが、不動産の知識が不足している人は、カモられやすくなります。

特に高所得者はプライドが高い人が多いので、不動産業者が話すことを理解できていなくても分かっているフリをしてしまいます。

プロレベルに知識のある人が騙されることはありません。

不動産投資で成功したいのであれば、勉強を怠らないようにしましょう。

本業が忙しく人任せな人

忙しい人は、よく理解することも調べることもなく、事を進めていってしまう傾向があります。

特に高所得の医師やサラリーマンは、忙しい人が多いですよね。

不動産業者に任せっぱなしにしてしまうと、業者の都合よく進められてしまい、カモにされてしまいます。

「忙しいから時間は割けないけど、不動産投資はしたい」という人は要注意です。

物件から遠方の人

物件が遠方の場合は、エリア特性や相場を知っているはずもなく、現地を見られることもないと思われるため、カモにされやすくなります。

私はそれ以外の理由でも、居住地近くでのドミナント戦略をおすすめしていますので、下のブログ記事もあわせてご覧ください。

購入を焦っている人

購入を焦っている人は、投資基準が下がる傾向があり、少しデメリットが見つかっても気にせず購入しようとしてしまうため、カモになりやすいと言えます。

こういった人は、電話で話すだけでも焦っていることが分かるので、不動産業者からしても恰好の的です。

物件探しで焦って良いことはありません。

投資基準を下げることなく、調査を怠ることなく購入の判断を行いましょう。

不動産投資で騙されないカモられないための対策

不動産投資で騙されない、カモられないための対策を7つ紹介します。

それぞれ解説します。

勉強して知識をつける

まず絶対にしなければならないのは勉強です。

不動産投資の世界では、買いながら勉強しようという考えは危険すぎるので、勉強はしたくないという方は諦めた方が無難です。

勉強をする前に不動産会社とコンタクトを取る人も、カモにされる可能性が高いです。

勉強の方法については、下のブログ記事をご覧ください。

私の書籍や動画講座も基礎知識はすべて網羅していますし、仲介会社営業マンや専業大家として培ってきた豊富な経験や知識を学べますので、興味がある方はどうぞ。

不動産投資コミュニティに参加する

不動産投資のセミナーに行くよりも、コミュニティに参加することをおすすめします。

なぜならセミナーは有料が多く、しつこい営業に遭うリスクもあるからです。

情報が溢れている今、セミナーでないと聞けないことなんかほぼありません。

コミュニティでは、同じ目的を持った仲間とお互いに知識や情報を共有しながら学べて、先輩投資家と仲良くなれる可能性もあります。

分からないことがあれば気軽に質問もできるので、メリットしかありません。

私もLINEのオープンチャットで、不動産投資のコミュニティを運営していますので、興味がある方は下のブログ記事をご覧ください。

少額の物件から挑戦する

初めは1,000万円以下の物件で始めることをおすすめします。

私自身も初めは大きな物件を探していましたが、先輩大家からのアドバイスにより少額の物件を探し始めたことで、気軽にスタートを切ることができました。

焦らず徐々に規模を拡大していく方が、何かと良い結果が得られると思います。

最初に買うべき物件については、下のブログ記事をご覧ください。

メンターを作り相談する

不動産投資で重要なのは、相談できてアドバイスをもらえるメンターを作ることです。

相談する人の選び方は、下のブログ記事をご覧ください。

素人が不動産投資を始めるのは簡単ではありません。

身近に不動産投資をしている人がいれば、お願いをして相談するようにしましょう。

身近にいない場合は、コミュニティなどを利用したり、私が提供してる相談サービスをご利用ください。

業者売主物件には手を出さない

業者売主物件は、高く売りたい所有者である業者を相手にするので、慣れるまでは手を出さない方が無難です。

そもそも一度買い取って再度販売しているので、諸費用や利益が上乗せされており、儲からない物件がほとんどです。

カモにされる条件が、最も整っているケースと考えて間違いありません。

新築ワンルームマンション業者と関わらない

私は新築ワンルームマンションで、投資に値する物件を見たことがありませんし、儲かったという話も聞いたことがありません。

それどころか騙された、カモられた、大きな損失を抱えているという声をよく聞きます。

そのくらい新築ワンルームマンション投資はやめた方がいいですし、関わる必要がないので関わらない方がいいです。

内容や事情が知りたい方は、下のブログ記事もご覧ください。

怪しい業者と関わらない

怪しい業者といっても、見極め方が分かりませんよね。

ここでは怪しい業者を回避する方法を3つ紹介します。

実は求人情報で、その会社の社風や給与体系を調べれば、ある程度見分けることができます。

高額成果報酬を謳っている場合は、成果を上げなければ収入が上がらないシステムを採用しているので、営業マンは収入のために強引に物件を勧める傾向があります。

ノルマが厳しそうな会社も同様です。

これらの会社の営業マンは、手数料のことしか考えていない営業マンが多く、メリットだけを強調しがちです。

また、不動産投資専門の不動産会社も怪しい会社が多いので、初心者のうちは関わらない方がいいと思います。

特に売主と媒介契約を結んで販売している仲介会社ではない、客付けやコンサルティングがメインの会社は危険です。

もちろん誠実な会社もあるので誤解してほしくはないのですが、可能性の問題です。

特に「楽待」や「健美家」などの不動産投資専門サイトに、こういった専門業者は多く存在していますので注意してください。

よく意味が分からない人は、最初は大手不動産仲介会社とのみ付き合うようにすることです。

大手であればカモられないということはありませんが、業法に違反するような販売はしていないからです。

詳しい見極め方については、下のブログ記事をご覧ください。

不動産投資で騙されたりカモられたら・・

不動産販売の勧誘は、宅地建物取引業法で規制されており、相手を怖がらせたり、電話による長時間の勧誘で相手を困らせたりする行為は禁止されています。

また消費者が、契約や今後の勧誘を希望しないという意思表示をしたにもかかわらず、勧誘を続けることも禁止されています（再勧誘の禁止）。

不安に思った場合やトラブルになった場合は、消費生活センター等に相談してください。

【消費者ホットライン：「188（いやや！）」番】

※最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

暴力を振るわれそうになったり、恐怖をおぼえたりした場合は、すぐに警察へ通報しましょう。

また、宅地建物取引業者から悪質な勧誘を受けた場合、業者に免許を与えている都道府県や国土交通省地方整備局等に情報提供をしましょう。

都道府県に関する窓口（国土交通省）

地方整備局に関する窓口（国土交通省）

もしすでに契約してしまった場合は、宅地建物取引業法が適用される取引では、宅建業の免許を持つ宅建業者が売主であること、事務所等以外の場所で契約していること、契約代金を全額払っていないことなど、同法に定められた条件を満たせば、クーリング・オフ（8日間）することができます。

クーリング・オフができるケースかを含め、書面の書き方や通知方法については、消費生活センター等に相談しましょう。

おわりに

いかがでしたか？

騙される人カモられた人の特徴やパターンが、お分かりいただけましたでしょうか？

残念ながら不動産業界は、自分のことしか考えていない会社や営業マンが多い業界です。

お客様に儲かってもらうのが仕事ではなく、買ってもらうことが仕事なので、当然と言えば当然です。

そのため今後も改善されることは期待できませんので、自分の身は自分で守るしかありません。

自分の身を守るためには、何より勉強するしかありません。

少しでも騙されたりカモにされる人がいなくなることを祈るばかりです。

不動産投資に関する相談は、下記相談サービスをご利用ください。

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