こんにちは、専業大家のMASA(@2103ou_masuke)です。
不動産投資の世界では、知識の乏しい初心者を騙して物件を購入させようとする悪徳業者が後を絶ちません。
このような悪徳業者は、特に楽待や健美家などの不動産投資専門サイトに多く潜んでいます。
そこで今回は、悪徳業者がおこなう卑劣な騙し手口と、その対策方法について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、悪徳不動産業者に騙されないようにしてくださいね!
こんな方におすすめ
- 悪徳不動産業者の騙し手口が知りたい
- 悪徳業者に騙されないようにしたい
- 不動産投資で失敗したくない
コンテンツ
不動産投資専門サイトに多い悪徳業者の騙し手口と対策
悪徳業者に多い騙し手口は以下の通りです。
悪徳業者に多い騙し手口
- 空室物件で想定賃料を高くして想定利回りを上げる
- 擁壁物件だと分からない写真の撮り方で掲載する
- 空室にもかかわらず賃貸中を装って販売する
- 管理条件や司法書士売主指定などの条件を付ける
それぞれ解説します。
空室物件で想定賃料を高くして想定利回りを上げる
最もよく見かけるのは築古の空室戸建てで、高い想定家賃を設定して、想定利回り20%など高利回りに見せかけて売却する騙し手口です。
他の仲介業者が土地や戸建てとして販売している物件を、広告承諾を得ることなく勝手に、収益物件として販売している悪徳業者もたくさんいます。
こういった物件は、想定家賃が高いことだけが問題ではなく、以下のような大きな問題も抱えていることが多いです。
注意ポイント
- 賃貸募集するためには大規模リフォームが必要
- 擁壁や再建築不可などで実需では売れない物件
- 売買も賃貸も需要が乏しいエリア
それぞれ解説します。
賃貸募集するためには大規模リフォームが必要
賃貸募集できるような状態で販売されていないため、購入後に大規模リフォームが必要であることが多いです。
そしてリフォーム費用を鑑みると、想定利回りは大きく下がります。
擁壁や再建築不可などで実需では売れない物件
そもそもなぜ空室の戸建てを、収益物件として販売しているのか考えてことがありますか?
実需用の土地や戸建てとしては、擁壁や再建築不可、需要がないエリアなどの理由で売れないからです。
そういった物件を、想定家賃を高くして収益物件として投資家に販売しているのです。
つまり騙し物件と言っても過言ではありません。
売買も賃貸も需要が乏しいエリア
実需用としては売買需要が乏しく売れない物件の場合、業者は知識や経験のない投資家に、高利回り物件として販売することがあります。
他の仲介業者が土地や戸建てとして販売している物件を、悪徳業者が広告承諾を得ることなく勝手に販売していることも多々あります。
需要が乏しいと、購入後に賃貸募集してもなかなか決まらず、苦労することになります。
擁壁物件だと分からない写真の撮り方で掲載する
隣地と高低差がある古い擁壁の物件は、建て替えの際に大きな造成費用(擁壁やり直し)が発生します。
そのため以下のように、擁壁があることを分からないような写真の撮り方で掲載している物件を、見かけることがあります。
ちなみに旗竿地でも、こういった写真の撮り方をしている物件を見かけますので注意してください。
空室にもかかわらず賃貸中を装って販売する
最もひどいケースでは、空室にもかかわらず賃貸中を装って販売していることもあります。
そして引き渡し前に、賃借人から退去の連絡が来たと言って、空室のまま引き渡します。
こういった悪徳業者は、現地を確認することがない遠方の投資家のみに販売します。
現地は必ず確認するようにしてくださいね。
管理条件や司法書士売主指定などの条件を付ける
売却時の仲介手数料だけでは物足りず、管理条件や司法書士指定条件などを付けて販売していることがあります。
管理条件付き物件
管理条件付き物件とは、販売している業者に管理を任せることを条件としている物件です。
業者は売却後も、継続して管理費をもらうことができます。
司法書士指定条件付き物件
司法書士指定条件付き物件とは、通常司法書士は買主が指定するにもかかわらず、売主や仲介業者が指定した司法書士を利用しないといけない物件の事です。
多くのケースで、相場より高い司法書士報酬の見積もりを受け取ることになるでしょう。
悪徳業者は、こういった方法で、様々な収益を得ようと企んでいます。
悪徳業者に騙されないための対策
悪徳業者に騙されないようにするための対策は以下の通りです。
悪徳業者に騙されないための対策
- 区分や戸建ての空室高利回り物件は買わない
- 不利になる条件がある物件は買わない
- 現地を確認できない物件は買わない
それぞれ解説します。
区分や戸建ての空室高利回り物件は買わない
既に解説した通り、そもそも空室の区分や戸建てを収益物件として販売しているのは、何かしらの問題があるからです。
その問題を回避するためには、空室物件は買わないことです。
また空室の物件は、購入後のリフォームや賃貸付けなど、費用や期間を予想することが難しく上級者向けですので、初心者にはオススメしません。
ちなみにアパートは、空室があるのはしょうがないですが、その空室の期間や想定賃料については精査するようにしましょう。
不利になる条件がある物件は買わない
管理条件や司法書士指定などの、買主にとって不利になる条件がある物件は買わないことです。
そういった業者には悪徳業者が多いからです。
現地を確認できない物件は買わない
現地を確認することで多くのリスクを回避できます。
賃貸中の物件で本当に人が住んでいるかをはじめ、物件の地型や高低差、周辺環境など様々な情報を得ることができます。
そのため、現地を確認できないような遠方の物件は買わないことです。
おわりに
いかがでしたか?
不動産業界は、残念ながら悪徳業者が少なくありません。
特に収益物件を専門にしている業者や、不動産投資の専門サイトには悪徳業者が多い傾向があります。
不動産投資は儲けることを目的にしている人しかいないので、騙しやすいんですよね^^;
今回は、楽待や健美家に物件を掲載している中古物件に焦点をあてましたが、他にも悪徳業者はたくさん潜んでいます。
悪徳不動産業者の特徴や手口、見分け方や対処法については、下のブログ記事をご覧ください。
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